言葉以外の情報


年末と言える12月22日に、UCCコーヒーアカデミーのバイトに入りました。
講師の先生方が冷凍庫の整理をしていて、そこで出てきた半端なコーヒー豆を頂きました。(押し付けられた?)

豆の素性が事細かに書いてある袋もありますが、概して情報は少なめです。
まあ、保存した人の
覚書ですからねえ。

「French」とだけ書いてある袋には、きっと深煎りの豆が入っているのでしょう。 
しかし、産地も精製方法も分かりません。
自宅ではペーパードリップが主体ですから、「深煎り」は買うことのなかった系統です。

どうやって飲みましょうか?
細かく挽いてエスプレッソ風に?
ミルクと組み合わせるのも良いかもしれません。
いやいや、アイスコーヒーと言う選択肢もあるぞ。

「センサリー」とだけ書いてある袋もあります。
味覚訓練用の課題豆なのでしょうけれども、それ以外の情報はさっぱりわかりません。
これは豆を観察するしかないですね。
豆の大きさ、センターカットの様子、焙煎度合い、もちろんドライでの香り…
それから挽き目と抽出器具、湯の温度と量、抽出時間を決めていきましょう。
味見してから、合わせるお菓子を選ぶのも楽しそうです。

今までは販売店でコーヒー豆を購入してきました。
産地、品種、精製方法、焙煎度合い、焙煎した日付などの情報を教えてくれるお店を信頼していました。
つまり、豆の実物より先に、言葉で示されている情報を求めていたわけです。
もしかすると言葉による先入観で、バイアスが掛かっていたかもしれない。
たまには、普段使わない豆や正体不明の豆も面白いと考えた今日この頃。

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