UCCコーヒーアカデミーでのアルバイトは、今までは講義のお手伝い、即ち、教材となる食材の準備や皿洗いをしていました。
しかし2025年5月24日に、初めてイベントのお手伝いをすることになりました。
私が担当したのは「5種類のスペシャリティコーヒーの飲み比べ」のブース。
「味わいを存分に語ってください。」と講師の先生はおっしゃるが、実は私の不得意科目で、昨年の認定試験でもその成績だけ悲惨でした…。
飲み比べのブースには、テーブルが二つありました。
最初のテーブルは試飲用です。5種類のコーヒーをマシンでドリップしてから各々ポットで保温してあり、それを来場者に味わってもらいます。入魂・至高のハンドドリップではありませんが、人為的なバラツキが起きにくく、豆の違いを試すには良い方法だと思いました。
もう一つのテーブルは豆の販売用で、100gづつ保存袋に入れたものが5種類並べられていて、香りを試すサンプルも置かれています。
「コーヒーの違いなど、私にはとても、とても分かりません。」
と言う来場者が多いのですが、試しに2つの香りを比べてもらうと、
大部分は「なるほど、確かに違いますね。」という反応になります。
さらに私なりの表現で香りの違いを説明すると、イメージがはっきりする様で、言葉で表現しようとしてくれます。
「花のようですね。」「ワインみたいですね。」「フルーツを感じます。」「発酵臭でしょうか?」などなど。
さらに各々の豆で淹れたコーヒーを飲むと、また違いを楽しめます。
挽いた豆の香りと同系統の風味を持つもの、温まると印象が変わるもの…。納得するまで繰り返し試せるので、楽しく体験すれば良いのです。

イベントでの体験を通じて、挽いた豆の香りだけでも、コーヒーの楽しみ方が広がることが分かりましたので、イベントで使われていた「香りを試すための容器」を自宅にも導入することにしました。
ネットで似たものを探したところ、写真のシュガーポットを見つけました。
挽いた豆5g分を中に入れ、蓋をしておきます。 香りを試すときには、蓋を手に取り蓋の内側のにおいを楽しみます。 容器に鼻を近づけてクンカクンカするよりも上品ではないでしょうか?
この容器を使えば、個性の異なる豆の香りを比べることができそうです。
それから、コーヒーを淹れて味わうのです。